「過食」と「その対策」
▼今回は「過食」についての話をする。
ストレスを感じると、身体を戦闘モードさせるノルアドレナリンという脳内物質が分泌される。
通常はセロトニンがノルアドレナリンを中和することで、感情のコントロールが安定できるようになっている。
ところが、セロトニンが不足すると中和ができず、ストレスが高いままになる。
▼また、ストレスを感じると、副腎皮質からコルチゾールという物質が分泌される。
コルチゾールは脂肪を溜めこもうとする性質があるため、食欲が増加する。
これが「過食」の原因である。
▼セロトニン不足を解消させる方法は前回述べたとおりなので、今回はまた違う「過食への対策」を記載する。
①食べたもの記録をする
・毎日、何をどのくらい食べたかを「見える化」する
②過食の原因分析をする
・食べ物に手が伸びたときに、そのきっかけの出来事/状況、時間帯、ストレス/感情を記録し、分析する
・「食べたいという気持ち」が「首より上から」きているのか、「首より下から」きているのかを確認する
・「首より上なら」、その食欲は感情的なもの
・ストレスの出所を把握することで過食のパターンを知る
・そうすれば自分に合った対策も考えられる
③おやつの時間(休憩時間)を決めて、意図的に楽しむ
・おやつ時間を決めることで、無制限に、無意識に食べ続けることを防止する
・無理に我慢せず、意図しておやつを食べて、意図して楽しむ
④水分補給をする
・まず水を少し飲んでみる。食べたい気持ちが収まるなら食べる必要なし。
▼前回と今回で「ストレスによる過食の原因と対策」を把握することができた。
あとは実践!